音楽療法の歴史
音楽療法は、音楽を聴くという受容的音楽療法と、演奏するなどの活動的音楽療法の二種類に分けられています。そして、生理的・社会的・心理的な効果を利用し、心身の健康の回復や向上をはかる医療行為に役立っており、最近注目されている療法です。
音楽療法の歴史はたいへん古く、原始宗教・自然崇拝などの宗教の誕生とほぼ同じ時期に誕生したと言われています。
その当時は儀式や呪術に用いられており、音楽療法を用いて精神を鼓舞、その他にも一種のトランス状態を引き起こしたりしていました。
また、音楽はユダヤやキリスト教の賛歌にも用いられており、これにより宗教の信仰を深め、またスピリチュアルな豊かさを現在にも引き継いでいます。
これらの他にも、この時代にユダヤ王であるサウルのうつ病を、若者ダビデが竪琴で治したという治療効果も古くから世に知られています。
また、第二次世界大戦中に、米国の野戦病院では音楽療法を利用したと言われています。
音楽を流したり、演奏したりした野戦病院では、兵士の治癒が早まったという効果があったそうです。
それがきっかけとなり、米国を中心に治療効果が立証され始めました。
そういった歴史を経て音楽療法は、現在、高齢者や引きこもりといった心身のケアとして各地において活発に利用されています。
最近では岐阜県音楽療法研究所を初めとする音楽療法の研修・研究機関を設ける大学や自治体も増えてきています。
また、日本音楽療法学会認定の音楽療法士という資格ができ、音楽療法士が増えてきつつあります。
他にも、公的機関の認定ではありますが奈良市や岐阜県・兵庫県などで、その土地県認定の音楽療法士の資格などもあるそうです。